伊坂幸太郎さん『アイネクライネナハトムジーク』
こんばんは、音猫(ネネコ)です。
気付けばもう12月も半ば。年賀状をそろそろ本格的に書かないとヤバイですね。
なのに本を読んでおりました。
でも面白かった(*≧∀≦*)
大学生の頃に、お友だちに薦められた伊坂幸太郎さんの作品にハマってます。
とはいえ、上橋菜穂子さんやら荻原規子さんやら、ファンタジー小説を中心に読んでるので伊坂幸太郎さんの作品全部はまだ読めていません。
今回読んだのは『アイネクライネナハトムジーク』
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- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: 単行本
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タイトルの元はピアノ曲かな?
音猫は一応、大学生の頃にドイツ語かじりましたが、アイネくらいしか分からない(笑)
内容的には短編集。でもその一つ一つに繋がりがあり、たまにあるどんでん返しが面白かったです。
だからあらすじを言え、と言われると難しい…
とりあえず、キーパーソンは「斉藤さん」
人間、一歩踏み出すときには勇気がいる。その勇気を身近な人だけでなく、1曲100円で曲を売る「斉藤さん」やテレビで活躍するボクサーからもらうことも悪くはない。
たとえ他力本願だとしても、勇気を与えてくれたその人もまた、誰かから勇気をもらっているのかもしれない。そんなギブアンドテイクで知らず知らずの内に、人間は繋がりを持っている。
そんな感じがしました。
これで伝わるだろうか(笑)
キーパーソンの「斉藤さん」については、伊坂幸太郎さんがあとがきで『斉藤和義さんより、詞を書いて欲しいと言われた。そこで詞は書けないから、小説を書きます』とあり、だから「斉藤さん」が出てきたのか、と納得。斉藤和義さんは伊坂幸太郎さんの小説を受けて、曲を作られたとか。
音猫が斉藤和義さんのお名前を知ったのは、ドラマ主題歌になっていた『やさしくなりたい』が最初でした。
その後で『歌うたいのバラッド』や『ずっと好きだった』などの方だったと知り、知らず知らず耳に残っていた曲を生み出しておられた方だったのかと、やっと認識しました。
伊坂幸太郎さんの作品には曲を題材に使われているものも多いので、いろんな曲に出会うきっかけにもなります。
そしてなにより、伊坂幸太郎さんの作品は布石がそれとなく織り混ぜてあって、後から「これか!」と驚かされます。(だから布石なんでしょうけど)
繋がってるんじゃないかな?と疑いつつ読んでいても、それを嘲笑うかのように違う方と繋がっていたりするんですよね。だから読んでて飽きないし、早く続きが読みたくなります。
ハリー・ポッター読んでたのを放り出してしまった。というか、同時進行で読み漁ってるんですが。
でも、アトピー治療の勉強のために借りてるものがあるので、それを先に読まなくてはΣ(ノд<)